フランダースの犬のラストを見て、幸せそう!とか、羨ましい!とか思ってしまうのは不謹慎ですか?
今日は、ウチのワンコの命日だったので
お墓参りに行ってきました。
我が家の愛犬が亡くなって
今日で丸十年が経ちました。
昨日のことのように覚えているのに…
時の経つのは早いものですね。
十年も経ったのに…
今朝は起きた瞬間に、なんだか
涙が出ました(>_<)
「何にも出来なくてごめんね(T_T)」
「私がバカで、ごめんね(T_T)」
そんな気持ちが湧いてきてしまいました…
まあ、その後はすぐに、いつもの
日常に戻ったんですけどね(^_^;)
ところで…
みなさんは『フランダースの犬』って
見たことありますか?
私たち世代が子供だった頃やっていて…
日曜日に、たぶんフジテレビの
「世界名作劇場」って枠でやっていた
と思うのですが…
つい何年か前にもリニューアル版が
劇場でやってましたよね(^.^)
苦労に苦労を重ねて…
あらぬ疑いを掛けられたりして…
主人公ネロの人生は
本当に苛酷なものだったと
記憶しています。
そして、ネロの傍らには
いつも愛犬、パトラッシュがいましたね。
パトラッシュも、
とってもつらい目にたくさんあっていました。
それでも、いつもやさしいパトラッシュ。
ネロとの信頼関係は
最後の最期まで壊れることはなく…
最後は、ネロがずっと見たかった
あの絵の前で…
共に力尽き…
二人そろって、天使たちに導かれて
天に昇って行く
あのシーンは
とっても切なくて…
多くの人たちは
「かわいそう」と
涙を流すのだと思います。
苦労ばかりで、
最後はパトラッシュとともに
あんな死に方をするなんて…
あまりにも
「かわいそすぎる(T_T)」
と思うのが普通なのでしょう。
でも、わたしはあの場面を見て
「幸せそう」と感じてしまったり
「羨ましい」と思ってしまったりも
するんですよね(-.-)
とっても不謹慎だし、
周りの人たちが
もう少し手を差し伸べてあげていたら…
もっと違う未来があったはずなのに!
とか思う方が正しいのだとは
わかるのですが…
なんだか私は、子供の頃から
あのシーンが悲しいシーンに見えなくて…
頭では悲しいシーンだと理解しているのですが
実感として…というか
感覚的には
「幸せそうだなぁ」
「あんな風に、愛犬と一緒に天に昇って行けるなんて羨ましい」
という気持ちが、子供の頃から
あったような気がします。
ちょっと病んでるんですかね(^_^;)
なので、あのシーンで泣いたことが
一度もありません。
苦労を共にした、一番自分のことを
わかってくれている相手と…
(それが、ネロにとってはパトラッシュで
パトラッシュにとってはネロですよね)
死に別れることなく、
一緒に天国に行けるって
不謹慎だけど
ちょっと理想的
とか思ってしまう自分がいるんです(^_^;)
ヤバいでしょうか?
もちろん社会問題として捉えれば
あんな可哀そうな子供が出てしまう
ような社会じゃ…
絶対に、いかん!!(`´)
という怒りは湧いてくるんですが…
それとはまったく別の感情として
「あんな風な最期って、いいなぁ…」
みたいな。
いや、ダメなんですよ(^_^;)
ダメなんですけどね。