まんが日本昔ばなしって都市伝説っぽくない?!だから私たちは都市伝説が好きなのかな?
女優の市原悦子さんが亡くなった
というニュースが流れましたね。
享年82歳ということですが、
とっても残念で、さびしいですね。
心からご冥福をお祈りいたします。
市原悦子さんといえば
『家政婦は見た』リシーズを
思い浮かべる方が多いと思いますが、
私たち世代だと、小さい頃によく見ていた
『まんが日本昔ばなし』の語りを
やっていた時の印象も強く残っているのではないでしょうか?
目次
- 放送されていたのはいつごろ?「まんが日本昔ばなし」の歴史
- いまもDVDなどが人気!子供はみんな好きだもんね!
- ちょっと怖くて、ちょっと不思議で?不気味な昔ばなし!
- 都市伝説っぽい!?「まんが日本昔ばなし」
- だから今でも都市伝説が好きなのかなぁ?
放送されていたのはいつごろ?「まんが日本昔ばなし」の歴史
『まんが日本昔ばなし』は、
1975年(昭和50年)に放送が開始されました。
二人が、一人で何役もこなすという
独特のスタイルで、アニメーションなんですが、
どこか絵本を読み聞かせてもらっている
ような感覚でした。
市原さんも、常田さんも、
本当に独特な声と語り口でしたよね。
最初はテレ朝をキー局とするANN系列で、
火曜日の夜7時からの30分番組だったそうですが、
その後いったん終了し、
TBSをキー局とするJNN系列で
土曜日の夜7時から7時30分まで
放送されるようになったようです。
私たちが見ていたのは、
TBSで土曜日の夜にやっていたやつですね。
子供の頃はずっと、毎週楽しみにしていたような記憶があるのですが、
1994年(平成6年)の3月いっぱいで
ゴールデン帯での放送は終了していたようです。
その頃はもう、昔ばなしを見るような世代
ではなくなっていたので、
あまり気に留めていませんでした。
1975年(昭和50年)~1994年(平成6年)まで、
20年近くずっとお茶の間の子供たちを
楽しませてくれていた
『まんが日本昔ばなし』。
ちょうど私たち世代が子供時代を過ごしていた、
そのど真ん中にこの番組はあったんですね。
その後は再放送などがされていたようですが、
2005年(平成17年)の10月から再び放送が再開されました。
水曜日の夜18時55分から19時24分までが放送時間だったようです。
この時は1年間で放送が終了したんですね。
終了を惜しむ声も多かったようで、
その後も夏休みスペシャルとして
登場したこともあったようです。
いまもDVDなどが人気!子供はみんな好きだもんね!
今でも、子供のプレゼントとして
DVDや絵本などが人気のようですね。
スタンダードな昔ばなしから、
各地方に伝わっているようなマイナーな説話まで、
いろいろなお話がたくさん入っていますから、
大人が見ても面白いと思います。
現代のパパやママ世代の人たちも、
もしかしたら再放送さえ見ていなかった世代
の人たちが増えているのかもしれませんが、
おじいちゃんやおばあちゃん、
そのまた上の世代の人たちから孫への
プレゼントとしても、
なかなか人気があるみたいです。
いまどきのアニメと違って、
きっと高齢の方たちが孫と一緒に見ても
話が通じるというか、
同じようなワクワクを
孫たちと一緒に味わえるというのも、
人気の理由かもしれないですね。
昔ばなしの中には、
日本人として大切にしていきたい、
何か大事なものを教えてくれる要素が
いっぱい含まれているような気もします。
それを、市原さんと常田さんの、
あの独特の語り口で心に浸みこませてもらうと、
なんだか優しい気持ちになりますね。
ちょっと怖くて、ちょっと不思議で?不気味な昔ばなし!
『まんが日本昔ばなし』の中には、
ただ単に面白かったり楽しいだけではない、
少し暗い雰囲気のお話もたくさんありますね。
神様の話や、亡霊の話、
ちょっと不気味な言い伝えなど、
最後まで見るのが怖いような…、
でも最後まで見ないと余計に気になってしまうような…、
そんなお話もありました。
そんなお話の時の
市原さんや常田さんの語り口がまた、
何とも言えない空気感を醸し出しているんですよね~。
でも、不思議と
耳をふさぎたくなるほど
怖いわけではないというか…
怖いんだけど、
聞こえてくる「おはなし」は
耳に心地よいというか…
幽霊が出てくるようなお話も、
ただ怖いだけではなく、
人の心の温かさや、悲しみを
思いやる気持ちが育つような
お話が多いかもしれませんね。
それでも、たまには
小さい子供にはちょっと刺激的で、
夜ひとりでトイレに行くのが怖くなる
ようなときもあったような気がします。
都市伝説っぽい!?「まんが日本昔ばなし」
子供の頃欠かさず見ていた
『まんが日本昔ばなし』ですが、
今思い返してみるとなんとなく
『都市伝説』に通じるところが
あるような気がしませんか?
ちょっと不思議で、
でも私たちの日常のすぐそばに
きっとありそうで、
知るのが怖いような気がするけど、
それでも興味を抱いてしまうような
「おはなし」という点で、
なんだか共通しているような気がするんですよね~。
まあ、都市伝説にもいろんな種類というか、
パターンがあるので一概には言えないですが、
ちょっと似ているような気がします。
昔の人は「おはなし」の中に、
何か大事な「教訓」を入れこんで
次の世代に語り継ごうとしてくれていますよね。
「神様や仏様は大事にしないと
罰が当たるぞ!」とか
「あんまり欲をかくと、
あとで痛い目に合うぞ!」
という教訓を物語の中に隠して、
子供たちが自然と気づくことができる
ようにしてあったりします。
都市伝説にも、そういった類のものがありますよね。
ちょっと怖くて、ワクワクするお話には、
もしかしたら遠い昔の人たちからの
大事なメッセージが隠されているのかもしれません。
「信じるか信じないかは、あなた次第ですっ!」
(なんつって)
だから今でも都市伝説が好きなのかなぁ?
ちょっと不思議で、ちょっと怖くて、
それでもワクワクしてしまう…
そんな『まんが日本昔ばなし』で
育ってきた私たちは、だから今でも
『都市伝説』が大好きなのではないか
と思うんです。
ああいう、ちょっと怖い「おはなし」を聞くと、
懐かしい気持ちになるというか、
純粋な子供の頃のように興味を持って
聞き入ってしまうのではないのか?なんて感じます。
似たようなもので、みんなに人気があったものといえば…
『世にも奇妙な物語』とか
『THE X-FILES』などが思い浮かびますね。
昔は単に「不思議なお話」「空想の世界」
だったはずのものが、
今は現実になってしまっているものも
たくさんありますよね。
『Xファイル』の中で、
スカリー捜査官が宇宙人にアブダクションされて、
体内にマイクロチップを埋め込まれて
しまうというエピソードがありましたが、
今や人間は
自ら体内にマイクロチップを
埋め込んで、それによって決済を行ったり、
身分証明に利用したりしようとしています。
あの頃からは、想像できない事態になってますよね。
もしかしたら
『昔ばなし』の中に出てくる物語も、
単に空想のお話ではなく
『史実』にのっとった実話が
たくさん含まれているのかもしれません。
大昔は「でいたらぼっち」のような
大男が、本当に歩き回っていた
のかもしれないし、
「かぐや姫」は本当に
月からやってきて、
また月に帰っていったのかもしれません。
そんな昔話の伝説が、
実は真実だったと明かされる日も近いかも?